世界大百科事典(旧版)内のソーネ,H.C.の言及
【デンマーク】より
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【経済,産業】
スリースウィー戦争の敗北(1864)後,これによって失った領土がハンブルク市場圏にあったため,主たる貿易相手国はドイツからイギリスへと移った。ソーネHans Christian Sonneの主唱した共同組合運動(1866)や共同酪農協会(1882)の設立等で農業の革新が準備され,19世紀末の新大陸等からの安価で大量の穀物が西欧へ流入した〈農業恐慌〉をデンマークは回避し,酪農業へと転じていた。1870年代にデンマークは産業革命の時代に突入,農産物加工を主体とする工業は全国的工業化の基礎ともなった。…
※「ソーネ,H.C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」