世界大百科事典(旧版)内のタキスの言及
【キネティック・アート】より
…1950年代後半から,ふたたびキネティック・アートの大きな動きが始まり,とくにJ.ティンゲリーの廃物機械を利用したナンセンスな機械彫刻は,機械技術文明への皮肉といわれている。このほか,アガムYaacov Agam(1928‐ ),ブリPol Bury(1922‐ ),ソトJesus Raphael Soto(1923‐ ),タキスTakis(1925‐ )などが戦後の第一世代の作家を形成する。このなかには,ひじょうに緩慢な動きを特徴とするブリのような作家から,細い垂直線の群れによる視覚的なバイブレーションを作りだすソトや,磁力作用を原理とするタキスなど,動きやそのメカニズムについて個性的な方向が現れている。…
※「タキス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」