ダイシサマ(読み)だいしさま

世界大百科事典(旧版)内のダイシサマの言及

【大師講】より

…このほか東北,関東北部,北陸,中部や山陰地方には,旧暦11月23日夜から翌日にかけて,大師講とよばれる民俗行事がある。講といっているが講組織はなく,各民家で小豆粥や小豆に大根,蕪(かぶ)などを入れただんご汁を作り,〈ダイシノツエ〉という長短不揃いの箸(はし)を添えて,〈ダイシサマ〉に供える。近畿地方ではダイシは智者大師,元三(がんさん)大師(良源),弘法大師などと考えられているが,東北・関東地方では擂粉木(すりこぎ)のような一本足の神だというところが多く,また歴史上の大師とまったく関係のない伝承ばかりが伝えられている。…

※「ダイシサマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android