世界大百科事典(旧版)内のチャンディ・スラワナの言及
【インドネシア】より
…石造彫刻は,以前の作品とはまったくその作風を一新し,もはやインド美術の模倣から脱して,ジャワ独自の土着的な性格の強い作風へと変わる。その作風は形式的になり,とくに浮彫は影絵人形を思わせるような平面的なつくりとなる(例えば,チャンディ・スラワナの基壇浮彫)。またこの基壇を飾る浮彫には,古代インドの叙事詩《マハーバーラタ》の翻案,《アルジュナ・ウィワハ》(1030)や《バラタユッダ》(1157)の物語文学が表されるようになる。…
※「チャンディ・スラワナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」