ティアワナコイデ(読み)てぃあわなこいで

世界大百科事典(旧版)内のティアワナコイデの言及

【ティアワナコ文化】より

…ボリビアの標高4000mを超えるアンデス南部高原,チチカカ湖に近い荒涼とした草原にあるティアワナコTiahuanacoを中心とする文化。中・北部アンデスのチャビン文化よりは新しく始まり,典型的なティアワナコ文化期を経て,ペルーのワリ文化とともに周辺地域に拡張して第2の文化的ひろがりを実現したティアワナコイデTiahuanacoide期にいたる100‐1200年の文化であることが知られている。中心となるティアワナコは大宗教建造物群からなり,その壮麗さと,巧みな石造技術については,スペイン人記録者や多くの旅行者により早くから西欧諸国にも紹介されていた。…

【ワリ文化】より

…ボリビアからもたらされたとみられるトルコ石製の小石偶,土器の文様にはティアワナコの太陽の門にみる神像と同じモティーフやネコ科動物,タカ,蛇の文様があり,ナスカ,ティアワナコ両文化との深いかかわり合いを文化内容にみることができる。のちに発展し,北部ペルーからボリビアに至る広範囲に展開するティアワナコイデと呼ばれる第2期の文化ホライズンをつくる。【松沢 亜生】。…

※「ティアワナコイデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android