世界大百科事典(旧版)内のテトラシアノエチレンの言及
【ニトリル】より
…ジカルボン酸の誘導体で分子内に2個のシアン基をもつ化合物のうちマロノニトリルNCCH2CNは活性メチレンをもつ化合物として有機合成にしばしば用いられ,アジポニトリルNC(CH2)4CNはナイロン66の原料として多量に使われている。また,分子内に多数個のシアン基をもつ化合物のうち,テトラシアノエチレンやテトラシアノキノジメタンは,シアン基が大きな電子吸引性をもつことから,電荷移動錯体合成の際の電子受容体として使われ,有機半導体の合成に一役買っている。【井畑 敏一】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」