世界大百科事典(旧版)内のデルフィニンの言及
【アントシアン】より
…この一群の色素はほとんどすべて配糖体として存在し,色素の本体であるアグリコン部分はアントシアニジンanthocyanidin,その配糖体をアントシアニンanthocyanin,また両者をとくに区別しないときにアントシアンと呼んでいる。その構造の決定はドイツの化学者ウィルシュテッターR.Willstätterの研究に負うところが大きくヤグルマギクからシアニンcyanin,さらにペラルゴンpelargon,デルフィニンdel‐phininが分離された。さまざまのアントシアンのアグリコン(アントシアニジン)はすべて2‐フェニルベンゾピリリウムの構造をもち,ペラルゴニジン,シアニジン,デルフィニジンの3種およびそのメチルエーテル誘導体である。…
※「デルフィニン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」