データフローダイアグラム(読み)でーたふろーだいあぐらむ

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

データフローダイアグラム

ビジネスその他システムにおいて、データの流れを示す図。「データの源泉吸収」「プロセス」「データフロー」「データストア」の4つによって構成される。「データの源泉と吸収」は、データがどこから来てどこへ行くのか、ダイアグラムの外にある情報について表現したものである。「プロセス」とは、例えばFAXで届いた情報をパソコンへのデータとして記録するなどの、データのインプットアウトプット経過を表現したもの。「データフロー」は、データの流れをあらわしたものである。また、「データストア」とはデータの保存場所を表したものことをいう。データフローダイアグラムで情報システムの整理を行なうことで、システムの非効率な部分を発見、改善することが容易になるというメリットがある。

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世界大百科事典(旧版)内のデータフローダイアグラムの言及

【ソフトウェア工学】より

…それぞれの仕様書の図面や文書の作成や,データベース管理をコンピューター上で支援する。特に,構造的(構造化)手法に対応して,デマルコTom DeMarcoやC.ゲインらが提唱したデータフローダイアグラムを機能仕様書に用い,ヨードンE.N.YourdonやM.ページジョーンズらが提唱したモデュール構成図をシステム仕様書に用いた,SA/SD(Structured Analysis/Design)のCASEシステムは,1990年代になってソフトウェア開発現場に浸透している。さらにヨーロッパを中心として,ジャクソンM.A.Jacksonのシステム開発法(JSD)およびその支援システムも普及している。…

※「データフローダイアグラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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