世界大百科事典(旧版)内のトコシャ王の言及
【コシャエ[島]】より
…19世紀までは,パン果,タロイモ,バナナ等の栽培と漁労による自給自足経済,トコシャと称する王を頂点とする首長制階層社会,発達した敬語と礼儀作法の体系等を特徴とする文化が栄えた。かつてのトコシャ王の居城レロは,現在でもコシャエの政治的文化的中心地であり,ポナペ島のナンマトル遺跡に似た城壁遺跡で知られている。16世紀に始まる西洋との接触以降は,他のカロリン諸島の島々と共に,スペイン,ドイツ,日本,アメリカの支配に服したが,文化的影響は軽微であった。…
※「トコシャ王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」