トライツ靱帯(読み)とらいつじんたい

世界大百科事典(旧版)内のトライツ靱帯の言及

【十二指腸】より

…ヒトのそれが指を12本横に並べた長さがあるというところからこの名があるが,実際はそれよりやや長く25~30cmある。管状の構造をもち,第1腰椎付近の前右方に始まり,やや右後方へ走行(第1部,球部)したのち急角度で下行(第2部,下行部)して,第3腰椎付近の高さで再び屈曲して,大動脈,大静脈の前を左方へ走り(第3部,水平部),そこからやや上行(第4部,上行部)して第2腰椎付近の左前方,トライツ靱帯(じんたい)ligament of Treitzのところで屈曲して空腸となる。全体としてC字状を呈し,ループ内側に膵頭部が接している。…

※「トライツ靱帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android