トリーペル,H.(読み)とりーぺる

世界大百科事典(旧版)内のトリーペル,H.の言及

【政党】より

…しかし,政党は当初からその役割が肯定的に理解されていたわけではない。トリーペルHeinrich Triepel(1868‐1946)は《憲法と政党Staatsrecht und Politik》(1927)において,国家対政党の関係の変化を,(1)国家が政党を敵視した時代,(2)国家が政党を無視した時代,(3)法律上で政党が容認される時代,(4)政党が憲法秩序の中に編入される時代,の4段階に分けている。イギリスの政治家H.St.J.ボーリングブルックが《政党論Dissertation on Parties》(1734)で政党を政治機構の一部とするような制度を〈腐敗的〉なものとして反対し,ルソーが《社会契約論》(1762)で一般意志の十分な機能にとって徒党や部分的団体の存在は望ましくないと説き,さらにアメリカの初代大統領ワシントンが有名な〈告別演説〉(1796)の一節で,国家の存続にとっての党派精神の有害さについて強く警告したなどの例にみられるように,18世紀から19世紀初頭の思想家,政治家の多くは〈反政党主義〉的態度をとっていたのである。…

※「トリーペル,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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