トロプス(読み)とろぷす

世界大百科事典内のトロプスの言及

【ドイツ音楽】より

…ドイツ音楽の原点は,おそらくこの段階におけるゲルマン精神とラテン的キリスト教精神との対決にあるといわねばならない。9世紀に創設されたスイスのザンクト・ガレン修道院でくふうされたトロプス(進句)およびそれに次いで起こったセクエンティア(続唱)は,ゲルマン人にとって歌いにくいラテン語歌詞のメリスマ旋律を,新作のラテン語歌詞の付加により歌いやすくしようとした,いわゆるグレゴリオ聖歌のゲルマン的変容の最初の例である。これはまたオルガヌムのような初期多声音楽の発明とも密接な関係をもっている。…

※「トロプス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

多文化主義

マルチ・カルチュラリズムともいう。さまざまな人種,民族,階層がそれぞれの独自性を保ちながら,他者のそれも積極的に容認し共存していこうという考え方,立場。「人種のるつぼ」的な同化主義に対抗する考え方で,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android