ドクルー,É(読み)どくるー

世界大百科事典(旧版)内のドクルー,Éの言及

【パントマイム】より

…当時の代表的演者はJ.G.ドビュローであり,彼はパリ・タンプル大通りのフュナンビュール座に出演して,巧みな動きで複雑な感情を描き出し,パリ中の人気者となった。この芸はその後ドクルーÉtienne Decroux(1898‐1991)によって洗練の度が加えられ,現代ではドクルーに学んだJ.L.バローM.マルソーに受け継がれている。なお,ドクルー以後の芸をフランス語でミームmime(英語ならマイム)と呼んで,それ以前のパントミーム(パントマイム)と区別することもある。…

【ミーム】より

…ミームとは,かつてのJ.G.ドビュローのピエロの芸に代表されるパントマイムとは区別されて,現代に至り,フランスのエティエンヌ・ドクルーÉtienne Dec‐roux(1898‐1991)によって創始された新しい身ぶり芸術表現に対する呼名である。ドクルーはまずJ.コポーのビュー・コロンビエ座に学び,その後はC.デュランのアトリエ座で,J.L.バローや後にはM.マルソーなどとともに,単なる物まねではないこの新しいジャンルに踏み出して,その創始者となった。…

※「ドクルー,É」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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