ドル不安(読み)どるふあん

世界大百科事典内のドル不安の言及

【国際通貨制度】より

…この国際通貨制度が金為替本位制といわれる理由である。
[国際流動性とドル不安]
 基軸通貨としてドルが用いられたのは,戦後,金との交換性を保証できるだけの金を保有していたのはアメリカだけであったこと,また,アメリカは圧倒的に強い経済力をもっており,ほとんどすべての国が国際取引の決済にドルを用いていたという事実にもとづいている。アメリカ以外の国は,その輸入などの代金支払のためドルを獲得しなければならない。…

【ドル】より

…すなわち上記の復興によって各国の保有する外貨準備がアメリカの保有する金(1オンス=35ドルでドルに換算したもの)を上回るようになった。こうしてアメリカがドルの金兌換の公約を果たせないことがはっきりしたため,ドルの金兌換性に対する信認に動揺が生じ(ドル不安),金価格の上昇を見越したドルへの売り投機(金の投機買い)が急増した。このことはIMF体制の根底をおびやかした。…

※「ドル不安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

多文化主義

マルチ・カルチュラリズムともいう。さまざまな人種,民族,階層がそれぞれの独自性を保ちながら,他者のそれも積極的に容認し共存していこうという考え方,立場。「人種のるつぼ」的な同化主義に対抗する考え方で,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android