世界大百科事典(旧版)内のドープタングステンの言及
【高融点金属材料】より
… タングステンは融点が最も高いが,室温ではもろく,耐酸化性が悪く,重く,そして加工性が悪い。電球のフィラメントに使用されるのはドープタングステンといって,Al2O3,SiO2,K2Oを少量添加したもので,これによって再結晶組成が改善され,線としての性能が向上した。純タングステンはX線管球の電極とされ,酸化トリウムThO2を添加したものはトリエーテッドタングステンと呼ばれ,電子放出能がよく,電子管に使用される。…
※「ドープタングステン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」