ナビエ,L.M.H.(読み)なびえ

世界大百科事典(旧版)内のナビエ,L.M.H.の言及

【流体力学】より

…完全流体の理論はこのような欠陥があるにもかかわらず,その美しさから多くの数学者をひきつけ,複素関数論,調和関数(ポテンシャル)論の発展と表裏をなすとともに,ラグランジュ,H.L.F.vonヘルムホルツ,ケルビンらによる渦理論によって実際問題の解明に力があった。 ニュートンの粘性法則に従う粘性流体の基礎方程式が導出され,実在の流体が粘性をもつことによる実験的事実を解明する基礎がきづかれるには,フランスのナビエLouis Marie Henri Navier(1785‐1836),G.G.ストークスを待たなければならなかった。ナビエ=ストークスの方程式がこれであって,オイラーの方程式を粘性0の特別な場合として含む,単純な流体に対する流体力学の基礎方程式がここに完成した。…

※「ナビエ,L.M.H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android