世界大百科事典(旧版)内のナルプの言及
【日本プロレタリア作家同盟】より
…〈ナップ〉が〈コップ〉(日本プロレタリア文化連盟)に改組されたのちも〈コップ〉の中心的団体として機能し,また〈コップ〉の各機関誌と別に,同盟独自の機関誌《プロレタリア文学》(1932‐33)を刊行したが,当時の日本共産党の戦略とも関連して生じていた運動方針上の誤りや未成熟のために,満州事変下の加重した弾圧のなかで34年3月に声明を発して解散した。はじめ〈作同〉と略称していたが,1932年2月国際革命作家同盟(モルプ)に加盟してその日本支部となるとともに〈ナルプ(NALP)〉と略称を定めた。解散後は同盟員はグループに分かれ,それぞれの雑誌を出して活動をつづけた。…
※「ナルプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」