ナースティキヤ(読み)なーすてぃきや

世界大百科事典(旧版)内のナースティキヤの言及

【ニヒリズム】より

…【吉沢 伝三郎】
[インド]
 インド思想の中で,〈ニヒリズム〉という言葉が当てられるものとしては,二つばかりある。一つは〈ナースティキヤnāstikya〉で,正統バラモン教,正統ヒンドゥー教の側から,仏教やジャイナ教に対して投げかけられた言葉である。この言葉は,〈ベーダ聖典の規定にのっとって行われる祭式によって来世に獲得される天界は存在しない(ナアスティna asti)〉ということに由来するとされる。…

※「ナースティキヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android