ニシン御殿(読み)にしんごてん

世界大百科事典(旧版)内のニシン御殿の言及

【ニシン(鰊∥鯡∥春告魚)】より

…安政以降になると,これら小漁民の中から建網を数ヵ統所有する有力者や積極的に蝦夷地へ移住する者も出てきた。明治以降,各地ニシン場に瓦や松,ヒノキの巨材を用いて建築されたニシン御殿(親方の居宅兼漁夫番家)は,こうした漁民がニシン場に定住し,ニシンの豊漁でなした巨財を投じて作られたものである。ニシン御殿は,全道ニシン漁獲量がピークに達する明治20~30年代に建てられたものが多い。…

※「ニシン御殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む