ネオスチグミン(読み)ねおすちぐみん

世界大百科事典(旧版)内のネオスチグミンの言及

【アトロピン】より

…大量を誤って用いたときの中毒として,興奮,幻覚,錯乱,昏睡がおこる。中毒に対してはネオスチグミン(0.5~1mg)を注射する。 アトロピンは前記のような薬理作用をもっているが,そのうちの一つの薬効を期待してアトロピンの代用薬が開発されている。…

【自律神経薬】より

…この種の薬物は,アセチルコリン,ムスカリン,ピロカルピン,メタコリンなどのように直接受容体に作用するものと,神経終末から放出されたアセチルコリンを分解する酵素であるコリンエステラーゼを阻害して,アセチルコリンの蓄積をもたらすもの(抗コリンエステラーゼ薬)とに大別される。抗コリンエステラーゼ薬としては,フィゾスチグミン,ネオスチグミンなどがある。副交感神経興奮薬によっておこる反応としては,心拍数低下,気管支収縮,消化管運動亢進,唾液・消化液・気道分泌液などの分泌増加,縮瞳などがみられる。…

※「ネオスチグミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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