ノズル法(読み)のずるほう

世界大百科事典(旧版)内のノズル法の言及

【ウラン濃縮】より

…しかし,隔膜の製造以外はそれほど高度な技術を要しないため,1940年代にアメリカで遂行された原子爆弾製造のためのマンハッタン計画で使用されて以来,40年近くにわたって大規模なウラン濃縮に適する唯一の方法であった。 その後,諸分野における技術の高度な進展を背景に,ガス遠心分離法,空気力学的分離法(ノズル法やヘリコン法)等がガス拡散法と競合しうるようになってきて,世界各国で採用されるウラン濃縮の方法も多様化するにいたった。 ガス遠心分離法は,回転する円筒内にUF6ガスを供給すると,そこに生ずる遠心力の作用で,軽い235UF6は中心軸あたりに,重い238UF6は回転胴周辺部にそれぞれ片寄って分布しようとすることを利用して,ウラン濃縮を行う方法である。…

※「ノズル法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android