ハスカラー(読み)はすからー

世界大百科事典内のハスカラーの言及

【メンデルスゾーン】より

…レッシングの盟友となり,彼の《賢者ナータン》のモデルともなった。ユダヤ人解放の先頭に立ち,ユダヤ人啓蒙のためのドイツ語教育学校を興し,同時にユダヤ伝統文化遺産の継承を重視してヘブライ語復興の〈ハスカラー(啓蒙)〉運動を東欧全域に広め,ユダヤ人近代化とドイツ文化の懸橋役を実践して〈近代ドイツ系ユダヤ人の父〉とも仰がれるが,この〈同化〉開拓の道は毀誉褒貶半ばする運命をたどる。旧約聖書のモーセ五書のドイツ語訳業をはじめ,宗教哲学,美学の著作が多く,膨大な全集が現在ようやく刊行中である。…

【ユダヤ教】より

…半世紀に及ぶ激しい争いののち,19世紀初頭になると,両者は急速に和解した。帝政ロシアの同化政策によるユダヤ人共同体の分解と,ハスカラーHaskalah(ユダヤ啓蒙主義)思想によるユダヤ教的伝統の破壊という,内外からの危機が迫ったからである。 17世紀後半に,西ヨーロッパにおいて,宗教的熱狂主義が終わり,中央集権的絶対主義と重商主義に基づく世俗的近代国家の形成が始まると,中世の宗教的伝統から個人の解放を目ざす啓蒙主義が,時代を支配する思潮となった。…

※「ハスカラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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