バウアー,H.(読み)ばうあー

世界大百科事典(旧版)内のバウアー,H.の言及

【義人同盟】より

…39年5月パリのブランキストの蜂起に参加して壊滅的打撃を受けたことで最初の転換点を迎える。それ以降同盟は,エワーベックH.Ewerbeckの指導のもと平和主義路線に転換するパリ地区(ここにはのちにK.グリューンの影響も加わる),ワイトリングの指導のもとでブランキ主義的傾向をいっそう強めてゆくスイス地区,K.シャッパー,H.バウアー,J.モルらを中心に当面は労働者の思想・政治教育に力点をおくとともにチャーチスト左派ともつながりをもったロンドン地区の3極に分裂し,とりわけワイトリングとロンドン派とのあいだで激しい論争が繰り広げられるが,40年代半ばにロンドン地区の主導権が確立する。さらに,46年ブリュッセルに共産主義通信委員会を結成し,ヨーロッパ各地のさまざまな共産主義的傾向をもつ人物たちと連絡をとっていたマルクス,エンゲルスと同盟ロンドン地区指導部の接触,および2人の義人同盟加入(1847年2月)が同盟の性格を大きく変えることになる。…

※「バウアー,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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