バハン低地(読み)ばはん

世界大百科事典(旧版)内のバハン低地の言及

【スコットランド】より


[産業]
 自然の制約から農牧業は粗放的経営となり,ハイランドや南部高地の粗放的放牧地ではおもに牧羊が行われ,また南西部のクライド湾岸からソルウェー湾岸の低地は湿潤なため酪農地帯となっている。耕作農業は東部の乾燥した平野が中心で,マリー湾やフォース湾周辺がオート麦,大麦の畑作農業地帯を,その間のバハン低地が麦類,ジャガイモと肉牛の組合せによる混合農業地帯を形成している。水産業は古くから盛んで,北海や北大西洋でのタラ・ニシン漁が知られるが,テイ川ではサケ漁もみられる。…

※「バハン低地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android