パラロギスモス(読み)ぱらろぎすもす

世界大百科事典(旧版)内のパラロギスモスの言及

【弁証法】より

…アリストテレスにおいては,プラトンにおける下降の途ともいうべきもの,つまり,原理から出発する論証的推理が第1位におかれ,弁証法はエンドクサendoxa(一般的に承認されている意見)から出発して原理そのものの設定を図る学理的一手法として第2位に置かれる。しかし,第3位の争論的推理や第4位のパラロギスモスparalogismos(幾何学などのごとくその学問に固有の前提から出発するもの)よりも上位に位置づけられていることに留意を要する。古代末期から中世を通じては,アリストテレス流の区別的語法が消え,弁証法は,論理学一般の同義語とされるようになっていた。…

※「パラロギスモス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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