世界大百科事典(旧版)内のパリー病の言及
【バセドー病】より
…ドイツの医師K.A.vonバゼドーにより1840年に報告された甲状腺腫,眼球突出および頻脈を特徴とする疾患。同一の疾患は,1800年にイタリアのフライアーニGiuseppe Flaiani(1741‐1808)が,25年にはイギリスのパリーCaleb H.Parry(1755‐1822)が(死後発表),また35年にはアイルランドのグレーブズRobert J.Graves(1797‐1853)が,それぞれ独立に発表しており,国によってフライアーニ病とかパリー病とか呼んでいたが,現在国際的にはグレーブス病が病名として用いられている。日本ではドイツ医学が主流であったため,現在でもバセドー病が診断名として用いられている。…
※「パリー病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」