世界大百科事典(旧版)内のヒンドゥー相続法の言及
【相続】より
…この二つの法はイギリス支配下の裁判所で合同家族と相続の法として採用され,判例が積み重ねられて法が確立した。 しかし20世紀に入ると,女性の地位向上を叫ぶ運動が高揚し,それに応じて1937年の制定法によって妻の相続権が認められ,ついで56年にはヒンドゥー相続法が制定され,法は大きく改正された。それによれば,相続人は息子と並んで妻,娘,母となり,この女の相続人がいる場合には,従来の法によって財産が継承されるのではなく,相続人の間で均等に分割することになった。…
※「ヒンドゥー相続法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」