ビアルドー夫人(読み)びあるどーふじん

世界大百科事典(旧版)内のビアルドー夫人の言及

【ツルゲーネフ】より

…38‐41年ベルリン大学で古典文学とドイツ哲学,特にシェリングとヘーゲルを学び,深い教養と自由な精神をもつ西欧主義者となって帰国した。43年,物語詩《パラーシャ》で文壇に出たが,43年末ペテルブルグでフランスの有名なオペラ歌手ビアルドー夫人と宿命的な出会いをした。彼は彼女に心酔し,以後ビアルドー夫妻のあとを追って,パリにあるその所有地の一隅に居を定め,この複雑な奇妙な関係が死までの彼の運命を支配することになる。…

※「ビアルドー夫人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」