世界大百科事典(旧版)内のビュルレスクの言及
【スカロン】より
…フランスの喜劇作家,滑稽詩人。若くして病気のため肢体不随になったが,その才気により〈ビュルレスク〉(滑稽詩)と呼ばれるジャンルの創始者となった。貴顕の男女,友人などにわざと卑俗な語を使ってふざけた詩を贈ったり,古典の名作を俗な語法,誇張し茶化した文章でパロディ化する(《戯作ウェルギリウス》1648)など,一貫してビュルレスクの文体を作り,1650年前後にフランスに大流行するもととなった。…
※「ビュルレスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」