ピラエイコス(読み)ぴらえいこす

世界大百科事典(旧版)内のピラエイコスの言及

【風俗画】より

… すでに古代エジプト,とくに第18王朝の墳墓内の壁画には,大饗宴を楽しんだり,化粧する貴婦人,また農耕や狩猟,漁労などの労働に従事する奴隷など,貴賤にかかわらず,日常生活やその風俗が描写されていた。ギリシアでは,ローマ時代の大プリニウスが《博物誌》の中で,画家ピラエイコスPiraeikosは床屋や靴屋など下層階級の生活を描きながら,大衆に特別の喜びを与え,その作品は多くの画家のものよりも高価な値段で売られた,と伝えている。だが,そのためピラエイコスは〈リュパログラフォス(下劣な主題の画家)〉とあだ名されてしまった。…

※「ピラエイコス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android