フォアマン,C.(読み)ふぉあまん

世界大百科事典(旧版)内のフォアマン,C.の言及

【イギリス映画】より

…《アフリカの女王》の製作にかかわったS.P.イーグルは,ハリウッドの〈赤狩り〉から逃れてイギリスにきていたハリウッドのプロデューサー,サム・スピーゲルの変名で,この後彼はD.リーン監督《旅情》(1955),《戦場にかける橋》(1957),《アラビアのロレンス》(1962)などのアメリカ資本の〈イギリス映画〉を製作する。同じように〈赤狩り〉から逃れたカール・フォアマンも,C.リード監督《鍵》(1958),J.リー・トンプソン監督《ナバロンの要塞》(1961),そしてみずから監督の《勝利者》(1963)を製作。また一方では,《狙われた男》(1959),《コンクリート・ジャングル》(1960)から《暗殺者のメロディ》(1971)等々の,やはり〈赤狩り〉からの亡命監督J.ロージーの〈イギリス映画〉がある。…

【戦場にかける橋】より

…これはその代表的な作品の1本である。ハリウッドの〈赤狩り〉でイギリスに亡命していたプロデューサーのカール・フォアマン(1914‐84)が,〈戦争の狂気〉を描いたフランスのピエール・ブールの小説に目をつけて映画化のオプション(選択権)を得た。それを引き継いだサム・スピーゲルが《波止場》(1954)の製作で実績を残したコロムビア映画にもちこんで映画化したといわれているが,実はその前にアレクサンダー・コルダが弟のゾルタン・コルダに監督させるつもりで映画化権を手にいれたものの,小説の中に描かれているイギリスの大佐が狂人か反逆者のように描かれているという理由で企画を捨て,映画化権をスピーゲルに譲渡したという説もある。…

※「フォアマン,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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