フランス刑法典(読み)ふらんすけいほうてん

世界大百科事典(旧版)内のフランス刑法典の言及

【刑法】より

…そのヨーロッパの刑法には,ローマ法とゲルマン法の二つの法系があったが,近世に入って,国民国家が成立し,国家的公刑罰が発達するとともに,イタリア法学によって加工されたローマ法を基礎にするカロリーナ刑事法典(1532)のような統一的刑法典がつくられるに至った。やがて,フランス革命の精神を反映した1810年のフランス刑法典が成立し,19世紀を通じて,近代刑法の模範とされたのであった。 日本では,明治維新後,1868年(明治1)に仮刑律が制定され,続いて新律綱領(1870),改定律例(1873)が制定されたが,これらは,中国法系の律の影響を強くうけたものであった。…

※「フランス刑法典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android