世界大百科事典(旧版)内のフルリー修道院の言及
【サン・ブノア・シュル・ロアール】より
…フランス中部,ロアレ県にあるロアール川沿いの小村。人口約1800。7世紀中ごろこの地にフルリーFleury修道院が開かれた。672年モンテ・カシノからベネディクトゥス(サン・ブノア)の遺骨がもたらされ,キリスト教世界の要地となった。院長テオドゥルフThéodulfにより創設された学校では10~13世紀に年代記が書きつがれ,また図書館はその蔵書を誇った。修道院付属教会は,11世紀初め玄関鐘塔が建設され,内部の柱頭はロマネスク彫刻の開幕を告げるもの。…
※「フルリー修道院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」