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ブドウ酒(葡萄酒) ぶどうしゅ wine

翻訳|wine

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶどうしゅ【ブドウ酒(葡萄酒) wine】

ブドウの果実を原料として,発酵させてつくるアルコール性飲料。英語のワインをはじめ,フランス語のバンvin,ドイツ語のワインWeinなどは,みなラテン語ウィヌムvinumを語源とする。かつては世界のブドウの産地は北半球に限られていたが,16世紀後半以後に南アメリカ南アフリカオーストラリアなどでも栽培されるようになり,南半球でもブドウ酒が生産されるようになった。ブドウ酒は,ブドウの糖分を発酵させるだけで酒になる単発酵酒なので,おそらく人類が最も古くからつくっていた酒と思われる。

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世界大百科事典内のブドウ酒(葡萄酒)の言及

【カナの婚礼】より

…イエス・キリストが最初に行った奇跡(《ヨハネによる福音書》2:1~11)。ガリラヤのカナCanaという町の婚礼に聖母マリアや弟子たちとともに招かれたイエスは,宴のブドウ酒が尽きたことを聖母から知らされ,6個の水がめに注いだ水を良質のブドウ酒に変える。この奇跡はパンと魚の奇跡とともに最後の晩餐を示唆するものと解釈され,早く(4世紀ころ)から美術に表現された。…

【最後の晩餐】より

…〈主の晩餐〉とも言う。《マルコによる福音書》14章17節以下の記事によると,この晩餐の席上で,イエスは自分を裏切ろうとしている者(イスカリオテのユダ)がいることを指摘するとともに,パンとブドウ酒をとって,それらが自分の体であり,多くの人のために流す契約の血であると言った。同様の記事は《マタイによる福音書》《ルカによる福音書》にもあり,これらの共観福音書では,〈最後の晩餐〉が過越(すぎこし)の食事(過越の祭)と結びつけられている。…

【酒】より

… 醸造酒とは,原料をアルコール発酵させたものをそのまま,または上澄みを汲み,あるいはろ過してつくった酒をいう。酒税法上の種類としては,米,米こうじ(麴),水などを原料として発酵させ,ろ過した清酒,麦芽,ホップ,水を原料として発酵させたビール,果実を原料として発酵させた果実酒類中の果実酒(ブドウ酒,リンゴ酒など)で,清酒の発酵液をろ過せず供する濁酒や麦こうじを原料の一部とする中国の紹興酒や韓国のマッカリ,家畜の乳を発酵させたケフィール,クミスなどの乳酒は雑酒に含まれる。醸造酒 蒸留酒は,醸造酒の発酵液(もろみ),またはそのろ液やろ過残渣(ざんさ)(酒かす)を蒸留したものをいう。…

【中国酒】より

…ただ,在来の大麴白酒にくらべると,香味ともに単純化のうらみがある。
[分類,種類]
 中国酒の分類は文献によってさまざまであるが,ここでは黒竜江商学院ほか編著の1979年版《中国酒》にしたがって,白酒,黄酒,啤酒,ブドウ酒,果酒,配製酒・薬酒に分けて概観する。ちなみに,中国軽工業省は1953年,63年,79年の3回,全国評酒会議を開いて全国の酒を品評し,現在では〈全国名酒〉に18銘柄,それにつづく〈全国優質酒〉に47銘柄が認定されている。…

【バン】より

…(1)軍事的バン権 領民を身分のいかんにかかわりなく戦闘に動員し,彼らに城郭や橋梁・道路を構築・維持・修繕そして警護させる権利。城主と家臣の食糧(小麦,ブドウ酒,家畜),軍馬の飼料(干し草,エンバク)を徴発し,領民のもとで城主一行が宿営する権利。(2)裁判・警察的バン権 領内の治安維持のために平和の侵害者を処罰する権利。…

【ビール】より

酒造業【北井 義久】
【文化史】
 古代ギリシア人やローマ人は,ビールをすでに知ってはいたが,それを積極的につくろうとはしなかった。彼らは大麦の粉をこねてペースト状にしたプルスpuls,粗びきの粥,小麦のパンを主食としながら,飲物はブドウ酒であった。それは,彼らの祖先が麦作農耕に入る以前の遊牧生活から受けついできたものである。…

【ブドウ(葡萄)】より


[栽培の歴史]
 野生種の果実が古くから現在まで広く利用されているが,栽培が行われるようになったのは前3000年ころのことである。最初の栽培種はヨーロッパブドウV.vinifera L.(英名common grape,wine grape,European grape)であり,カフカス地方から地中海東部沿岸地方にわたる地域で,セム族あるいはアーリヤ人によって栽培が始められ,ブドウ酒造りも始められたとされ,アーリヤ人はインド方面に,セム族はエジプト方面にそれを伝えたとされる。その後,前1500年ころにはフェニキア人によってギリシアにも栽培と醸造が伝えられ,ブドウ酒はギリシア神話にも縁の深いものとなった。…

【フランス料理】より

…材料を巧みに組み合わせ,さまざまな調理法を用いて作られる料理の種類の多さはフランス料理の大きな特色である。効果的に用いられる香辛料(スパイス)や香草(ハーブ),さらに数百種もあるといわれるソースがそれらを一段と変化に富んだものとし,さらにブドウ酒が料理を引き立てる。 最後に,食べ物に対して貪欲なまでに旺盛な好奇心をもつフランス人の国民性も忘れてはならない。…

【ボルドー】より

…ローマによる征服後,町は改造され,現在のサント・カトリーヌ通りを軸に市街が形成された。またブドウ栽培が導入され,ガリア各地やイギリスに向け,ブドウ酒の輸出が始められた。3世紀にはアキテーヌの主都となり,遠く中東の商人まで来住する商業都市として繁栄した。…

【ポルトガル】より

… 主要な作物は小麦,トウモロコシ,ジャガイモ,ライ麦,米,野菜,果物などで,南部アレンテージョにおける小麦単作地以外は多品種作付けが支配的である。ブドウ酒は中世以来ポルトガルの代表的な輸出商品で,おもな産地はミーニョ(ベルデ酒),アルト・ドーロ(ロゼ,ポート),モンデゴ川流域(ダン)である。年間生産量は144万4000hl(1979)で,輸出総額に占める割合は約7%である。…

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