ブラッケ,W.(読み)ぶらっけ

世界大百科事典(旧版)内のブラッケ,W.の言及

【アイゼナハ綱領】より

…1869年8月,ドイツ労働者協会連盟のベーベルW.リープクネヒトたちと,シュワイツァーの全ドイツ労働者協会を脱退したブラッケWilhelm Bracke(1842‐80)らとがドイツのアイゼナハで開いた全ドイツ社会民主主義労働者大会において採択された綱領。それに伴い社会民主労働者党が創立された。…

【ゴータ綱領】より

…当面の要求としては,普通選挙法の導入など,それまでの運動から受け継いだもの14項目が列挙されている。2月前に公表された草案に対し,マルクスはアイゼナハ派のブラッケWilhelm Bracke(1842‐80)に徹底的な批判を書き送った。この《ゴータ綱領批判》は,理論より合同の実現を重視したW.リープクネヒトら当事者によってほとんど生かされなかったが,マルクス晩年の国家論,ラサール批判を示す文書として重要であり,次のエルフルト綱領の作成過程でエンゲルスによって公表された(1891)。…

【ドイツ社会民主党】より

…しかしここでも労働者の自立の傾向が強まり,68年には,VDAVもADAVと同様,国際労働者協会(第一インターナショナル)の立場に支持を表明するに至った。 69年8月,VDAVのベーベルW.リープクネヒトら労働者派は,ラサールの後継者J.B.vonシュワイツァーと対立してADAVの分派を形成していたブラッケWilhelm Bracke(1842‐80)らとともに,アイゼナハで集会を開き,アイゼナハ綱領を採択し社会民主労働者党Sozialdemokratische Arbeiterpartei(SDAP)を創立した。新党(アイゼナハ派)と,ラサールの影響のいっそう強いADAV(ラサール派)とは競合を続けたが,普仏戦争の後半,プロイセンの征服政策にはともに反対の声をあげた。…

※「ブラッケ,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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