ブリシュニ(読み)ぶりしゅに

世界大百科事典(旧版)内のブリシュニの言及

【ビシュヌ派】より

…元来クリシュナはバラモン教の外で,北インドの遊牧の民ヤーダバ族が崇拝する尚武の戦略家,英雄であり,母の名をデーバキーといった。このクリシュナ崇拝に,別の一族であるブリシュニ族がもっていたバースデーバ崇拝が混交され,さらに,アビーラ族が伝える牧主(ゴーパーラGopāla)の宗教が統合され,強大な一宗派が形成された。そして,仏教などの非バラモン教的な宗教の隆盛に危機感を抱いた正統派のバラモンたちは,その宗派の神を,ベーダの太陽神であったビシュヌと同一であるとして,みずからの勢力の拡大の手段とした。…

※「ブリシュニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android