ブルネイ王国(読み)ぶるねいおうこく

世界大百科事典(旧版)内のブルネイ王国の言及

【ブルック】より

…のち会社を辞し,父の遺産で購入したローヤリスト号で1838年にシンガポールに向かった。ここで海峡植民地知事より,ボルネオのブルネイ王国の支配下にあるサラワクのクチンに赴き,難破したイギリス船の生存者を引き取ることを求められ,クチンを訪れた。40年に再びクチンを訪れ,同地の支配者を助けて反乱を鎮圧し,40年支配者に迫ってみずからサラワクの領主となった。…

【ブルネイ】より

…ボルネオ土着民族は小農や労働者が多い。【太田 勇】
[歴史]
 ブルネイ王国の歴史は古く,その存在は10世紀ころから確かめられるが,実際には8世紀ころから中国とインドネシア東部との海上交通路の要衝であったものと思われる。ブルネイは海上貿易を基礎としてボルネオ島各地の港市を支配し,フィリピン群島南部のスールー諸島にあったスールー王国とは,ボルネオ北部やミンダナオ島の支配をめぐって対立した。…

※「ブルネイ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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