ブーゲー補正(読み)ぶーげーほせい

世界大百科事典(旧版)内のブーゲー補正の言及

【重力異常】より

…先に説明したように,測定重力値に地形補正を加えると得られる重力値は,平たんな地形上で得られる重力値と等価になる。厚さh(標高)の水平な平板の引力は2πGρhに等しいことが知られているので,この量を測定値から減ずる(これをブーゲー補正という)。ここにπは円周率,Gは万有引力定数(6.672×10-11Nm2/kg2),ρは岩石の密度(通常2.67×103kg/m3),hの単位はmである。…

【重力探査】より

…(3)緯度補正 各緯度における標準重力を緯度の関数として表した国際公式による値を差し引くことによって求める補正。(4)ブーゲー補正 観測点と基準面の間にある物質による引力に対する補正で,物質の密度に関係する補正であり,観測地域での岩石密度を実測するなどにより決定される。これらの補正を施した値をブーゲー異常と呼び,平面図上で同じ異常の点を結んで描かれたものがブーゲー異常図(重力異常図または単に重力図)と呼ばれる。…

※「ブーゲー補正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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