プトレマイオス[5世](読み)ぷとれまいおす

世界大百科事典(旧版)内のプトレマイオス[5世]の言及

【プトレマイオス王国】より

…アレクサンドロス大王の友人プトレマイオスPtolemaios(プトレマイオス1世ソテル)が,大王の死(前323)後エジプトのサトラップ(総督)として赴任し,後継者(ディアドコイ)争いに勝利をおさめて開いた王国。前305か304‐前30年。…

【本】より

…いままでに知られている最も長い巻物は,ラメセス2世の治世をほめたたえた大英博物館所蔵のハリス・パピルスで,33mにも達するが,一般に長尺のパピルス巻物は,富んだ人が死んだとき墓に埋めるための儀式用〈死者の書〉であり,実際に読むための文学的なテキストは短い巻物に書かれるのが普通であった。パピルス本が現れてから,エジプトの書物文化はめざましい発展をとげ,プトレマイオス朝の首府であったアレクサンドリアには,紀元前すでに大きな図書館(アレクサンドリア図書館)が建ち,盛時には一説に70万巻以上の蔵書を誇ったといわれる。
[ギリシア]
 クレタ島では,ギリシアの先住民族であるミノア人によって,ギリシア文学の興るはるか以前の時代,少なくとも前2000年のころ,文字の行われていたことが今日十分に証明されている。…

※「プトレマイオス[5世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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