世界大百科事典(旧版)内のプラキシノスコープの言及
【映画】より
…アメリカでエジソンが35ミリフィルムを開発したのも89年であった。92年にパリのグレバン蠟美術館で,フランスの自然科学者エミール・レノー(1877年にゾーエトロープを改良したプラキシノスコープを開発)が〈テアトル・オプチック(光学劇場)〉と銘打って,彩色された〈動く絵〉を上映し,世界最初の〈アニメーション(アニメーション映画)〉といえる興行を行い,このときすでにピアノによる伴奏音楽が付されていた。この興行は1900年まで8年間にわたって続けられ,1万2000回の上映回数に及び50万人もの観客を動員したと記録されている。…
※「プラキシノスコープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」