プラズマ分離法(読み)ぷらずまぶんりほう

世界大百科事典(旧版)内のプラズマ分離法の言及

【ウラン濃縮】より

…また,イオン交換樹脂に交換吸着したウランと溶液中にあるウランの状態の差に起因して交換平衡定数が1からずれることを利用するイオン交換分離法もある。 ウランの金属蒸気をプラズマ状態にしてウラン濃縮を行う方法は,一般にプラズマ分離法と呼ばれている。たとえば,ウランイオンを電磁気的な力によって前述の遠心分離機の回転胴の周速よりもはるかに速い速度で回転させることにより,回転軌道の半径方向にウラン同位体の比率に分布を生じさせてウラン濃縮を行うプラズマ遠心分離法,あるいは,一様な磁場の中でウランイオンのプラズマを,235Uイオンのサイクロトロン周波数に同調させた電場で励起して,235Uイオンのらせん軌道の半径を選択的に大きくし,238Uイオンから分離するイオンサイクロトロン共鳴法などがある。…

※「プラズマ分離法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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