世界大百科事典(旧版)内のプラ・プラーンの言及
【アユタヤ朝】より
…当時の建築としてはアユタヤに多くが残り,特に重要な寺院には,ワット・プッタイサワン(初期),ワット・プラ・シー・サンペット(中期),ワット・チャイワタナラームやワット・プーカオ・トーン(後期)等があげられる。建築の形式もスコータイ朝からの継承ではあるが,特にタイ建築用語でプラ・プラーンと称する塔堂には,きわめて高く積み上げられた構造のものを見る(例,ワット・ラーッブラナ等)。【伊東 照司】。…
【パゴダ】より
…原語は明らかでない。スリランカのダゴバ,ミャンマーのパヤーあるいはゼーディ,タイのプラ・チェディー(仏塔)やプラ・プラーン(塔堂),中国の層塔やラマ教仏塔,日本の五重塔や三重塔を指して,広範囲に用いられる。インドのヒンドゥー教建築に見るシカラ(上部へと高く積み上げられる塔状のもの)も時に含むが,一般には仏教建築の仏塔(ストゥーパ)を指す。…
※「プラ・プラーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」