ヘンド(読み)へんど

世界大百科事典(旧版)内のヘンドの言及

【乞食】より

…食物や生活に必要な金品を他人に乞うて暮しをたてている者の総称。
[日本]
 こじきは地方によりコジキ,モライ,カタイ,ホイト,カンジン,ヘンドなどをはじめ実にさまざまの呼び名がある。ただしコジキの呼び名がもともとは仏教僧の托鉢(たくはつ)を意味する乞食(こつじき)からきているように,その多くは本来の意味からの転用である。…

【遍路】より

…また《今昔物語集》では,〈四国の辺地〉とは伊予,讃岐,阿波,土佐の海辺を巡る道だとされている。この辺地ということばは,今日四国地方で四国巡拝者をさすもう一つの呼び名,〈ヘンド(辺土)〉とも相通じると思われる。つまり,かつて四国の辺地,辺土で修行した行者たちの間に弘法大師(空海)の聖蹟を巡るという意識が高まるにつれ,やがて辺地を巡る道,すなわち〈辺路〉ということばが生み出され,定着してきたのであろう。…

※「ヘンド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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