ペリー,C.A.(読み)ぺりー

世界大百科事典(旧版)内のペリー,C.A.の言及

【近隣住区】より

…都市市街地における日常生活圏の整備,開発,再開発の基本計画単位をさし,アメリカの社会・教育運動家で地域計画研究者であったC.A.ペリーによって1924年に提唱された。ペリーは,都市化による地域環境の悪化と地域社会の崩壊に対処するため,市街地を計画的に小分割して環境条件を高め,地域活動への住民参加を強めることによってコミュニティの再生を図ろうとした。…

【集合住宅】より


[戦前の集合住宅研究]
 1930年代になると,海外の文献が多く紹介され,住宅地計画理論の研究が盛んになる。C.A.ペリーの近隣住区理論(1929)は住宅地のまとまりの大きさと段階構成の考え方を示したものであり,日照と隣棟間隔の問題を扱ったL.ヒルベルザイマーの日照論の研究(1936)とともに,以後の集団住宅地の計画に大きな影響を与えた。また,ダメルシュトックにおけるW.グロピウスの住宅競技設計当選案(1929)は,個の均質性と平等性の主張のもとに平行配置を提案したものであり,従来の街区構成に慣れた目には新鮮な驚きを与えた。…

※「ペリー,C.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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