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ペン部隊 ぺんぶたい

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知恵蔵miniの解説

ペン部隊

第2次世界大戦時、対中国戦線に派遣された作家などからなる日本の部隊のこと。1938年8月、内閣情報部の要請により漢口攻略戦への派遣隊として初めて結成された。陸軍班24人・海軍班8人からなり「円盤(レコード)部隊」などと共に従軍した。同年11月には、10数名からなる南支従軍ペン部隊が結成・派遣された。以後も多くの作家が「職域奉公」として従軍し、林芙美子『戦線』(中央公論新社)、丹羽文雄『海戦』(中央公論新社)など多数の作品が生まれた。42年、大規模な文学団体日本文学報国会」が設立され、ペン部隊はその任を終えた。

(2014-9-2)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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世界大百科事典内のペン部隊の言及

【戦争文学】より

…明確な反戦・反軍的な作品が現れたのは,シベリア出兵の体験に取材した黒島伝治の《渦巻ける烏の群》(1928)以後で,昭和初期にかけて,立野信之《軍隊病》(1928),黒島伝治《武装せる市街》(1930)のほか,左翼文芸家総連合編の《戦争ニ対スル戦争》(1928)などが書かれた。やがて日中全面戦争が勃発し,石川達三の《生きてゐる兵隊》(1938)が発禁となって,以後,中国大陸に派遣された〈ペン部隊〉とよばれる従軍作家たちは,戦争を全肯定する立場でしか作品を書けなくなった。わずかに,兵士としての火野葦平の《麦と兵隊》《土と兵隊》(ともに1938)や,上田広の《黄塵》(1938)などが戦場の一面を伝えたにとどまった。…

※「ペン部隊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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