世界大百科事典(旧版)内のホルムス,H.の言及
【連続活劇】より
…この《ポーリンの危難》の驚異的な成功により,年6本の連続活劇の製作を計画したパテー社は,つづいてホワイト主演の《拳骨(エレーヌの勲功)》(1915)をヒットさせ,各社は競って連続活劇をつくることとなった。とくに女優の活躍がめざましく,1914‐16年に輩出したヒロインだけでも,《名金》《獣魂》《紫の覆面》のグレース・キュナード,〈鉄道活劇の女王〉といわれたヘレン・ホルムス,《マスター・キー》のエラ・ホール,《赤輪(レッド・サークル)》のルース・ローランド,《黒箱》のアンナ・リットル,《護る影》のグレース・ダーモンドなどがいる。なかでも《拳骨》につづいて《鉄の爪》(1916),《運命の指環》(1917),《家の呪》(1918),《闇黒の秘密》(1919)などでヒロインを演じたパール・ホワイトは,〈連続活劇の女王Serial Queen〉と呼ばれて人気を博した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」