ホーリスティック医学(読み)ほーりすてぃっくいがく

世界大百科事典(旧版)内のホーリスティック医学の言及

【体】より

…しかし,1950年代以降生理心理学の研究が進み,とくに大脳の〈旧皮質〉や自律神経の作用と情動作用の関係が明らかになってから,深層心理学の臨床上の知識が神経生理学の立場から証明されるようになった。さらにパブロフ以来の条件反射学の成果とも関係する領域が多くなり,心身相関のメカニズムを研究する心身医学,あるいはホーリスティック医学(全体医学)という研究分野も生まれてきた。つまり,心と身体を一体不可分のものとしてとらえる見方は,精神医学という特殊な一分野だけの見方ではなくて,内科学をはじめ臨床医学の全分野にかかわる問題となり,近代医学の身体観があらためて問い直されるようになってきたのである。…

※「ホーリスティック医学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android