ボグダーノフ,A.A.(読み)ぼぐだーのふ

世界大百科事典(旧版)内のボグダーノフ,A.A.の言及

【プロレトクリト】より

…プロレタリア文化Proletarskaya kul’turaの略。プロレトクリトの文芸理論は,その指導者ボグダーノフAleksandr Aleksandrovich Bogdanov(1873‐1928)によって代表される。マルクス主義文芸理論が,芸術の認識的機能を一面的に強調する傾きをもっていた中で,その組織的機能に注目したのが最大の特色で,芸術は〈認識のみならず,感情や志向の面でも社会的経験を組織する〉とされた。…

【マッハ】より

…そのためマッハはウィーン学団の盟祖と目されるが,事実彼の哲学はウィトゲンシュタインと並んで,論理実証主義および統一科学運動に多大な影響を及ぼした。また当時,ロシア社会民主労働党内部にボグダーノフA.A.Bogdanovを中心とするマッハ哲学の信奉者が増え,正統派マルクス主義に対抗する勢力となったため,レーニンは《唯物論と経験批判論》(1905)を著してこれらの観念論的傾向を〈マッハ主義〉の名の下に厳しく論難した。【野家 啓一】。…

※「ボグダーノフ,A.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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