世界大百科事典(旧版)内のマクスウェル分子の言及
【統計力学】より
…ちなみに熱素説では分子間力は遠方で斥力,近距離で引力とされていた。n=5の場合をマクスウェル分子と呼ぶが,この場合には輸送係数の計算式から分子間の相対速度を消去できるため速度分布則が不要となり,計算が実行可能となる。マクスウェルは,粘性率は圧力と密度の比に比例し,理想気体の状態方程式を使えば絶対温度Tに比例する結果を得た。…
※「マクスウェル分子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」