マラン,R.(読み)まらん

世界大百科事典(旧版)内のマラン,R.の言及

【アフリカ文学】より

…教会の検閲にもかかわらず,モフォロの《東方への旅人》(1906),《チャカ》(1925)などにはキリスト教批判,都会的価値の否定,アフリカ人の疎外感が埋め込まれている。 アフリカ系黒人作家による西欧近代への反逆の嚆矢(こうし)は仏領マルティニク出身のマランRené Maran(1887‐1960)の小説《バツアラ》(1921)である。彼は実際の見聞から仏領赤道アフリカの白人社会の退廃を批判し,現地住民の悲惨を訴え,植民地化事業の欺瞞を暴露した。…

※「マラン,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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